YKLookEventDialog

ダイアログの応答用イベントです。

　Object （Ruby 組み込みのクラス。すべてのオブジェクトのスーパークラス）
　　　┃
　　　┗ YKLookEvent （YKLook のすべてのイベントのスーパークラス）
　　　　　　┃
　　　　　　┗ YKLookEventDialog （このクラス）

なし

ダイアログの応答状態を返します。
ダイアログ表示メソッドの種類によって、戻り値とその意味が変わります。
引数の flag を省略したとき、または整数の 0 を指定したときは、以下のようになります。

YKLookMain#yk_show_dialog_message() の場合。

戻り値	意味
nil	ダイアログのウインドウを直接閉じる特別なボタンが押された
'O' （英大文字のオー）	ダイアログの「ＯＫ」ボタンが押された

YKLookMain#yk_show_dialog_confirm() の場合。

戻り値	意味
nil	ダイアログのウインドウを直接閉じる特別なボタンが押された
'O' （英大文字のオー）	ダイアログの「ＯＫ」ボタンが押された
'Y' （英大文字のワイ）	ダイアログの「ＹＥＳ」ボタンが押された
'N' （英大文字のエヌ）	ダイアログの「ＮＯ」ボタンが押された
'C' （英大文字のシー）	ダイアログの「ＣＡＮＣＥＬ」ボタンが押された

YKLookMain#yk_show_dialog_option() の場合。

戻り値	意味
nil	ダイアログのウインドウを直接閉じる特別なボタンが押された
数値	押されたボタンのインデックス

YKLookMain#yk_show_dialog_input() の場合。

戻り値	意味
nil	ダイアログのウインドウを直接閉じる特別なボタンが押された。 または「ＣＡＮＣＥＬ」ボタンが押された
文字列	入力された文字列

YKLookMain#yk_show_dialog_select() の場合。

戻り値	意味
nil	ダイアログのウインドウを直接閉じる特別なボタンが押された。 または「ＣＡＮＣＥＬ」ボタンが押された
数値	選択肢のインデックス

補足：	「ウインドウを直接閉じる特別なボタン」というのは、ウインドウ外枠の左上隅または右上隅にある小さなボタンのことです。 Mac OS X の場合は赤丸で、 MS-Windows の場合は「Ｘ」ボタンです。

引数の flag に整数の 1 を指定したときは、 YKLookMain#yk_show_dialog_option() と YKLookMain#yk_show_dialog_select() の応答のときのみ意味があり、このメソッドの戻り値として「ダイアログで指定された文字列」を返します。
しかし、この文字列は目安としてのみお使いください。
処理を分岐するための手段としては使えません。
なぜなら、この文字列の中に、特定のＯＳでしか使えないシステム外字が含まれていたときに、もとの文字列と内部文字コードレベルまで完全に一致するかどうかは保証できないからです。

なし