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動作環境について


お使いのコンピュータをWebアプリのサーバとしてのみ利用する場合は Java は不要ですので、このページの Java に関する記述は読み飛ばし、Ruby に関する記述のみお読みください。
お使いのコンピュータをWebアプリのブラウザ側としてのみ利用する場合は Ruby は不要ですので、このページの Ruby に関する記述は読み飛ばし、Java に関する記述のみお読みください。



動作環境の確認方法

注意: レンタルサーバをお使いの場合、レンタル契約の内容によっては、そのサーバにログインしてコマンドを実行することができないかもしれません。
そのときは、以下の確認方法が使えませんので、レンタル会社のウエブサイト等でそのサーバにインストールされている Ruby のバージョンを確認してください。


コマンドプロンプトで下記のコマンドを入力し実行してみてください。

コマンド 意味
java -version そのコンピュータにインストールされている Java のバージョンを出力する
ruby -v そのコンピュータにインストールされている Ruby のバージョンを出力する

熟練者向けの注意:
インストールしているものの、環境変数 PATH の設定からは外している場合は、コマンドが通るように設定してください

もし何かエラーメッセージが出力されたときは、その環境がないと思われます。
後述の説明に沿ってダウンロード/インストールしてください。

もしバージョンが出力されたときは、そのバージョンが下記のとおりかどうかを確認してください。

環境 バージョン
Java 1.4 またはそれ以降
Ruby 1.8
(1.9は未対応。現在検討中)

バージョンが合っているときは、Java/Ruby のダウンロード/インストールは不要です。
後述の Webサーバの要件 まで進んでください。

バージョンが合わないときは、次項以降の説明に沿ってそれぞれ合うバージョンのものをダウンロード/インストールしてください。
その際、すでにインストールされているものへの影響等を十分に考慮してください。
お使いのコンピュータの状態によっては、重複してインストールをしてはいけないこともあります。
その場合は別のコンピュータをお使いください。


Javaのダウンロード

以下のURLよりダウンロードできます。

http://java.com/ja/download/

インストールの方法もそのページから参照できます。

インストールする前に以下のことを確認してください。
すでに違うバージョンのものがインストールされている場合にはご注意ください。
重複してインストールしても問題がないかどうかを十分ご検討ください。


Javaの動作確認

Javaをダウンロード/インストールしたら、前述の 動作環境の確認方法 でバージョンを確認してください。

YKLook をWebアプリとしてお使いになる方は、弊社ウエブサイト内 YKLook概要ページ後半の サンプル(見本) の画面を見ることができるか確かめてみてください。


Rubyのダウンロード

Ruby の公式サイトよりダウンロードできます。
URLは以下のとおりです。

http://www.ruby-lang.org/ja/

インストールの方法もそのページから参照できます。

インストールする前に以下のことを確認してください。
すでに違うバージョンのものがインストールされている場合にはご注意ください。
重複してインストールしても問題がないかどうかを十分ご検討ください。


Rubyの動作確認

Rubyをダウンロード/インストールしたら、前述の 動作環境の確認方法 でバージョンを確認してください。


動作環境の撤去

Java や Ruby の環境を撤去する必要があるときは、前述のURLページ等を参考に撤去してください。


Webサーバの要件

注意: YKLook をスタンドアロンとしてのみ利用するときは、この項目は不要です。


YKLook をWebアプリとして利用するには、そのプログラム(Rubyスクリプト)ファイルを
置くためのコンピュータと、そのコンピュータ上で稼働するWebサーバが必要です。
YKLook がWebサーバに求める唯一の要件は、以下のものです。
Apache をはじめ多くのWebサーバは上の要件を満たしています。
しかし、マイクロソフトの IIS はこの要件を満たしません。
もし IIS をお使いのときは、Apache 等の他のWebサーバへ換えない限り、
YKLook をWebアプリとして利用することはできません。


CGIの設定確認

注意: YKLook をスタンドアロンとしてのみ利用するときは、この項目は不要です。


Ruby プログラムをCGIスクリプトとして利用できるように、Webサーバの設定をしてください。
設定方法は Webサーバによって異なります。
お使いの Webサーバの説明書をご覧ください。


付録:Mac OS X の場合

Mac OS X をお使いの方は参考になさってください。
MS-Windows や他のUNIX系OSに比べ、この手の情報が少ないため、ここに載せておきます。

項目 説明
端末 コマンドラインにアクセスする方法のひとつであり、端末エミュレータ、コマンドシェル、コマンドウインドウ、シェルウインドウ等と呼ばれるものは、Mac OS X では「ターミナル」と呼ばれます。
Finder(ファインダ)のメニューまたは Dock(ドック)から「アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル」
Java
Ruby
Mac OS X は Java も Ruby も標準装備しています。
OSのバージョンが 10.4 またはそれ以降であれば、YKLook で問題なく使えます。
  • Mac OS X 10.2 ・・・・・ Java 1.3 ・・・ Ruby 1.6
  • Mac OS X 10.3 ・・・・・ Java 1.4 ・・・ Ruby 1.6
  • Mac OS X 10.4 ・・・・・ Java 1.4 ・・・ Ruby 1.8
  • Mac OS X 10.5 ・・・・・ Java 1.5 ・・・ Ruby 1.8
  • Mac OS X 10.6 ・・・・・ Java 1.6 ・・・ Ruby 1.8
Webサーバ Mac OS X はWebサーバとして Apache を標準装備しています。
設定ファイルのある場所は以下のとおりです。
  • Mac OS X 10.2 ・・・・・ /etc/httpd
  • Mac OS X 10.3 ・・・・・ /etc/httpd
  • Mac OS X 10.4 ・・・・・ /etc/httpd
  • Mac OS X 10.5 ・・・・・ /etc/apache2
  • Mac OS X 10.6 ・・・・・ /etc/apache2
いずれも etc private/etc へのシンボリックリンクです。
また、Webサーバを有効にするには「システム環境設定」の「共有」で「Web共有」(バージョンによっては「パーソナルWeb共有」)をチェックしてください。
ルートユーザ Mac OS X でルートユーザを使う方法は、以下のアップルのサポートページをご覧ください。
http://support.apple.com/kb/HT1528?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP


Apache の設定例として、ユーザ名 yorozu の「サイト」フォルダ内に Ruby プログラムをCGIスクリプトとして置けるようにする場合の設定方法を紹介します。
設定ファイルの保存場所は上述のとおりです。

設定ファイル 設定内容
httpd.conf
  • CGIスクリプトを有効にする。
    さらに、ファイル末尾が .rb のものをCGIスクリプトとみなす
    変更前: #AddHandler cgi-script .cgi
    変更後: AddHandler cgi-script .cgi .rb
  • URLの表記で index.rb を省略できるようにする。
    変更前: DirectoryIndex index.html
    変更後: DirectoryIndex index.rb index.html
(※)PHP 用の似たような行があるかもしれませんが、それは違うので要注意。
users/yorozu.conf
  • CGIスクリプトの実行を許可する。
    変更前: Options Indexes MultiViews
    変更後: Options Indexes MultiViews ExecCGI

例えば、URLで http://www.aaaa.jp/~yorozu/hereis.rb とすると、
実際のディスク上では /Users/yorozu/Sites/hereis.rb になります。
(「www.aaaa.jp」の部分はお使いのコンピュータを示す文字列を指定してください)

日本語名の「サイト」フォルダは、その実体は Sites というディレクトリです。

設定内容の詳細は Apache 関連の書籍・文献・ネット上の情報等で調べてください。
また、設定内容を変更したときは、「システム環境設定」の「共有」で「Web共有」(バージョンによっては「パーソナルWeb共有」)を一度 OFF にし、OFF になったことを確認してから再度 ON にしてください。




   
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