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テキストフィールド


テキストフィールドは、文字列を入力・表示・操作するGUIオブジェクトです。
扱えるのは改行を含まない1行の文字列です。
詳細については クラス解説 YKLookTextField をご覧ください。




表示

テキストフィールドを表示するプログラム例です。

def yki_make_display()
    tfd = YKLookTextField.new( 20 )
    pan = YKLookPanelFlow.new()
    pan.yk_add( tfd )
    yk_add( pan )
end

この例では、20 文字分の表示領域を指定しています。
テキストフィールドを生成した後に文字列を指定することもできます。
文字列が表示領域を超えるときは、自動的にスクロールします。

編集の可否を指定することもできます。
このクラスのスーパークラスである YKLookComponent のメソッドを使って、フォント・色・有効か無効か・ツールチップ等の属性を指定することもできます。


文字列の取得

テキストフィールドの文字列を取り出すプログラム例です。
「文字列取得」ボタンを押すと、テキストフィールドの文字列を調べます。
メソッド yk_text() を使います。

def yki_make_display()
    tfd = YKLookTextField.new( 20 )
    btn = YKLookButton.new( '文字列取得' )
    pan = YKLookPanelFlow.new()
    pan.yk_add( tfd )
    pan.yk_add( btn )
    yk_add( pan )
    tfd.yk_set_tag( 'text' )
    btn.yk_set_listener( 'fn_callback' )
end
def fn_callback( prm_event )
    tfd = yk_look( 'text' )
    obj = tfd.yk_text()
    msg = '文字列は ' + obj.to_s() + ' です'
    yk_show_dialog_message( nil, msg )
end

上の例は、テキストフィールドを参照するのにタグ名を使った例です。
下の例は、インスタンス変数を使った例です。

def yki_make_display()
    @tf = YKLookTextField.new( 20 )
    btn = YKLookButton.new( '文字列取得' )
    pan = YKLookPanelFlow.new()
    pan.yk_add( @tf )
    pan.yk_add( btn )
    yk_add( pan )
    yk_var( '@tf' )
    btn.yk_set_listener( 'fn_callback' )
end
def fn_callback( prm_event )
    obj = @tf.yk_text()
    msg = '文字列は ' + obj.to_s() + ' です'
    yk_show_dialog_message( nil, msg )
end

メソッド yk_selected_text() を使って、選択状態の文字列を取得することもできます。




   
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