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フォント


フォントの指定方法の概要を説明します。
詳細については クラス解説 YKLookFont をご覧ください。




表示(OSに依存しない)

特定のOSに依存しないフォントのプログラム例です。

fon = YKLookFont.new( 'Dialog', 'Plain', 12 )
lab = YKLookLabel.new( 'ラベル' )
lab.yk_set_font( fon )

ラベル等のGUI部品にフォントを指定するには、それらGUI部品のスーパークラスである YKLookComponent のメソッド yk_set_font() を使います。
この例では、以下のようなフォントを指定しています。

YKLook は、以下のような Java の論理フォント名を指定できます。

指定 意味
'Dialog' ダイアログ表示用
'DialogInput' ダイアログ入力用
'MonoSpaced' Courier に相当。いわゆる等幅文字
'Serif' Times-Roman に相当。
'SansSerif' Helvetica に相当。

これらの論理フォント名が、実際にはどのフォントに対応するのかは アプリ利用者のOSによって変わります。
同じフォントが重複して割り当てられている場合もあります。

ここでのOSというのは、画面を実際に表示しているコンピュータのことです。
Webアプリとして起動しているときは ブラウザが動いているコンピュータのことであり、サーバ側のコンピュータではありません。

スタイルの指定は以下のとおりです。

指定 意味
'Plain' 通常
'Bold' 太字
'Italic' 斜体
'Bold:Italic' 太字かつ斜体


表示(複数のOSに対応)

複数のOSに対応するためのプログラム例です。

lis = [ 'Hiragino Kaku Gothic Pro', 'MS UI Gothic' ]
fon = YKLookFont.new( lis, 'Plain', 12 )
lab = YKLookLabel.new( 'ラベル' )
lab.yk_set_font( fon )

この例の場合、まず 'Hiragino Kaku Gothic Pro' があるかを調べ、あればこのフォントを使います。
なければ次の 'MS UI Gothic' を調べ、あればこのフォントを使います。
これもないときはデフォルトのフォントを使います。
デフォルトのフォントはOSごとに異なります。

具体的に言うと、Mac OS X のときは 'Hiragino Kaku Gothic Pro' になり、MS-Windows のときは 'MS UI Gothic' になり、それ以外のときはデフォルトのフォントになります。

指定可能なフォントの数に制限はありません。
それぞれのフォントごとにスタイルやサイズを指定することもできます。


注意: 同じ種類のOSであっても、そのバージョンが変わると、フォント名が微妙に修正されていたり、大きく変更されてしまうこともあります。
正しいフォント名を指定しているかどうかを十分確認してください。


お使いのコンピュータに装備されているフォントを調べるのに、 YKShowFontList を使うこともできます。
(参考: YKLookの動作テスト > Java自体の動作テスト
この YKShowFontList info ボタンを押したときに表示される情報のうち、faceName または logicalName のいずれか(どちらでも構いません)を、 YKLookFont.new() のフォント名として指定してください。
多くの場合、familyName を指定することもできますが、場合によっては曖昧さが残るかもしれません。




   
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