YKLookSwingBase
YKLook のすべてのGUIオブジェクトのスーパークラスです。
クラスメソッド:
new
yk_find_objects
yk_find_objects
yk_find_objects
yk_find_objects_frame
yk_look
yk_look
yk_look_frame
インスタンスメソッド:
yk_get_property
yk_put_property
yk_set_tag
yk_tag
yk_tagname
yk_tagno
yk_var
その他の項目:
なし
Object (Ruby 組み込みのクラス。すべてのオブジェクトのスーパークラス)
┃
┗ YKLookSwingBase (このクラス)
new()
インスタンスを生成します。
タグ名は nil に、タグ番号は 0 になります。
呼び出し形式[1]
yk_find_objects()
呼び出し形式[2]
yk_find_objects( tagname )
呼び出し形式[3]
yk_find_objects( tagname , tagno )
yk_find_objects_frame( frame )
yk_find_objects_frame( frame , tagname )
yk_find_objects_frame( frame , tagname , tagno )
機能は
yk_find_objects()
に似ていますが、引数の
frame で指定されたウインドウ内のGUIオブジェクトのみを対象とします。
引数
frame には、
YKLookMain
または
YKLookMainFrame
の派生クラスのインスタンスオブジェクトを指定します。
通常は、以下の例のように
self を使います。
例1 |
gui = YKLookButton.yk_find_objects_frame( self )
|
この例では、
YKLookMain
または
YKLookMainFrame
の派生クラス内のメソッドからの呼び出し方法を示しています。
例2 |
gui = YKLookCheckBox.yk_find_objects_frame( YKLookMain.yk_main() )
|
この例では、メインウインドウ内のチェックボックスを見つけます。
このメソッドを使うには、以下のように
swingframe をロードする必要があります。
必ず
swing の後に記述してください。
処理 |
require 'yklook/swing'
require 'yklook/swingframe'
|
呼び出し形式[1]
yk_look( tagname )
呼び出し形式[2]
yk_look( tagname , tagno )
yk_look_frame( frame , tagname )
yk_look_frame( frame , tagname , tagno )
機能は
yk_look()
に似ていますが、引数の
frame で指定されたウインドウ内のGUIオブジェクトのみを対象とします。
引数
frame には、
YKLookMain
または
YKLookMainFrame
の派生クラスのインスタンスオブジェクトを指定します。
通常は、以下の例のように
self を使います。
例1 |
gui = YKLookButton.yk_look_frame( self, 'apple' )
|
この例では、
YKLookMain
または
YKLookMainFrame
の派生クラス内のメソッドからの呼び出し方法を示しています。
例2 |
gui = YKLookCheckBox.yk_look_frame( YKLookMain.yk_main(), 'apple' )
|
この例では、メインウインドウ内のチェックボックスのうちタグ名が
'apple' のものを見つけます。
このメソッドを使うには、以下のように
swingframe をロードする必要があります。
必ず
swing の後に記述してください。
処理 |
require 'yklook/swing'
require 'yklook/swingframe'
|
yk_get_property( key )
self が保持している属性(プロパティ)の中から、指定されたキーに対応する値を返します。
引数を省略するか nil を指定すると、すべてのキーの配列を返します。
yk_put_property( key , value )
指定されたキーとそれに対応する値を属性(プロパティ)として
self 内に保持します。
キーは文字列で、先頭が
'yk' 以外であれば任意です。
値は下記のいずれかのクラスに限ります。
-
Array
-
Hash
-
Numeric , Integer , Bignum , Fixnum , Float
-
Range
-
Regexp
-
String , Symbol
-
TrueClass , FalseClass , NilClass
-
YKLookSwingBase
のサブクラス( YKLook のGUIオブジェクト)
Array の要素や、
Hash のキーと値も、上記のクラスに限ります。
その範囲内であれば
Array や
Hash を入れ子にしたり組み合わせることもできます。
厳密には、
Ruby の組み込み
Marshal 機能でシリアライズが可能なオブジェクトである限り、指定することができます。
このメソッドは、プログラム製作者の便宜をはかるために用意しています。
コンピュータ画面に表示する内容には全く影響ありません。
yk_set_tag( tagname )
yk_set_tag( tagname , tagno )
タグ名とタグ番号を指定します。
引数の tagname はタグ名で、文字列または nil を指定してください。
タグ名の先頭が 'yk' で始まっているものは指定できません。
引数の tagno はタグ番号で、整数を指定してください。
省略したときは 0 とみなします。
このメソッドの戻り値は、 self です。
このメソッドは、プログラム製作者の便宜をはかるために用意しています。
コンピュータ画面に表示する内容には全く影響ありません。
yk_tag()
タグ名とタグ番号を要素とする配列を返します。
例 |
ary = obj.yk_tag()
tagname = ary[0]
tagno = ary[1]
|
yk_tagname()
タグ名を返します。
戻り値は nil または文字列です。
デフォルトのタグ名は nil になります。
yk_tagno()
タグ番号を返します。
戻り値は整数です。
デフォルトのタグ番号は 0 になります。
yk_var( name )
self を値として持つインスタンス変数を
YKLookMain
クラスまたは
YKLookMainFrame
クラスに作り、その変数名を、このメソッドの引数で指定された名前にします。
このインスタンス変数は、セッション管理対象になります。
このメソッドで指定できるインスタンス変数の名前には、以下の制約があります。
-
Ruby の文法上、正しいインスタンス変数名であること。
-
名前の先頭に @ がひとつだけあること。
-
名前の先頭の3文字が @yk ではないこと。
良い例 |
yk_var( '@abc' ) # OK
yk_var( '@kyx' ) # OK
yk_var( '@yjx' ) # OK
|
悪い例 |
yk_var( 'abc' ) # NG 先頭が @ でない
yk_var( '@@abc' ) # NG クラス変数になっている
yk_var( '@ykx' ) # NG 先頭の3文字が @yk になっている
|
このメソッドの戻り値は、
self です。
YKLookMain#yk_var()
や
YKLookMainFrame#yk_var()
の説明も参考にしてください。
なし
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