YKLook説明書 クラス解説 YKLookTable 機能別   ABC
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YKLookTable


テーブル表示用のGUIオブジェクトです。

このクラスを使うときは、 swingtable をロードしてください。

require 'yklook/swing'
require 'yklook/swingtable'

注意: このクラスは追加機能です。当社ライセンスに付属します。




クラスメソッド:   new   yk_find_objects   yk_find_objects_frame   yk_look   yk_look_frame
インスタンスメソッド:   yk_add_item_data   yk_add_row_select   yk_remove_all   yk_remove_at_row   yk_select_all   yk_select_none   yk_selected_row   yk_set_column_width   yk_set_grid_color   yk_set_header_tooltip   yk_set_item_align   yk_set_item_color   yk_set_item_data   yk_set_item_tooltip   yk_set_listener   yk_set_row_select   yk_set_show_grid   yk_set_show_horizon   yk_set_show_vertical
その他の項目: なし


 Object (Ruby 組み込みのクラス。すべてのオブジェクトのスーパークラス)
   ┃
   ┗ YKLookSwingBase (YKLook のすべてのGUIオブジェクトの共通クラス)
      ┃
      ┗ YKLookCompoent (YKLook のGUI表示部品の共通クラス)
         ┃
         ┗ YKLookTable (このクラス)


new( array )  

インスタンスを生成します。
引数の array は配列で、この要素はテーブルの各列(カラム)の名前を文字列で表したものです。

tbl = YKLookTable.new( ['date','subject'] )
tbl.yk_set_preferred_size( 340, 160 )

生成した後は、表示する前に YKLookCompoent#yk_set_preferred_size() 等(このクラスのスーパークラスから継承しているメソッド)で表示領域のサイズを指定してください。




yk_find_objects()  
yk_find_objects( tagname )
yk_find_objects( tagname , tagno )

YKLookSwingBase.yk_find_objects の説明をご覧ください。




yk_find_objects_frame( frame )  
yk_find_objects_frame( frame , tagname )
yk_find_objects_frame( frame , tagname , tagno )

YKLookSwingBase.yk_find_objects_frame の説明をご覧ください。




yk_look( tagname )  
yk_look( tagname , tagno )

YKLookSwingBase.yk_look の説明をご覧ください。




yk_look_frame( frame , tagname )  
yk_look_frame( frame , tagname , tagno )

YKLookSwingBase.yk_look_frame の説明をご覧ください。



yk_add_item_data( row , item )  

1行分のデータをテーブルの任意の行位置(インデックス)に追加します。
引数の row は行位置(インデックス)で、 nil を指定するとテーブルの最後尾に追加します。

引数の item は1行分のデータです。
1行分のデータは配列で、この要素ひとつが各カラムの表示データです。
指定可能な表示データのクラスは、 yk_set_item_data() と同じです。

tbl.yk_add_item_data( 1, ['1916-12-09', 'natsume'] )




yk_add_row_select( from , to )  

現在選択状態の行に加えて、さらに選択状態の行を増やします。
引数の from to は、どちらも行位置(インデックス)を指定し、この from から to までのものを選択状態にします。

このメソッドを呼び出した時点では、表示中のコンピュータ画面の状態は変わりません。
メインループに戻った時に画面の表示を更新しています。




yk_remove_all()  

テーブルからすべての行を削除します。




yk_remove_at_row( row )  

テーブルから1行削除します。削除する行は引数で指定します。
引数の row は行位置(インデックス)です。




yk_select_all()  

テーブルのすべての行を選択状態にします。
このメソッドを呼び出した時点では、表示中のコンピュータ画面の状態は変わりません。
メインループに戻った時に画面の表示を更新しています。




yk_select_none()  

テーブルのすべての行を、何も選択していない状態にします。
このメソッドを呼び出した時点では、表示中のコンピュータ画面の状態は変わりません。
メインループに戻った時に画面の表示を更新しています。




yk_selected_row()  

選択状態の行インデックスを返します。
複数の行を選択していることもあるので、このメソッドの戻り値は配列です。
配列の各要素は整数で、これがインデックスを示します。
何も選択されていないときは、空の配列を返します。

このメソッドは、実際に表示しているコンピュータ画面上の状態を返します。
一度も画面を表示していないときは、有効な値を返しません。




yk_set_column_width( array )  

テーブルの各列(カラム)の幅を指定します。
引数の array は配列で、この要素はテーブルの各列(カラム)の幅を整数で表したものです。単位はピクセルです。
配列の要素数は、テーブルオブジェクト生成時に、 new() で指定した列(カラム)の数と同じでなければなりません。

tbl = YKLookTable.new( ['date','subject'] )
例; tbl.yk_set_column_width( [30,70] )




yk_set_grid_color( color )  

テーブルの表示データのグリッド(セルの境界線)の色を指定します。
引数の color は色です。
color の指定方法は、 YKLookColor.new() の引数と同じです。




yk_set_header_tooltip( column , text )  

列(カラム)ヘッダにツールチップを付加します。
引数の column は列(カラム)位置です。左端の列が 0 です。
column nil のとき、すべての列を意味します。
引数の text はツールチップとなる文字列です。




yk_set_item_align( column , align )  

表示データの整列方法を指定します。
引数の column は列(カラム)位置です。左端の列が 0 です。
column nil のとき、すべての列を意味します。
引数 align は整列方法で、下記3個の文字列の中から指定してください。
指定 意味
'left' 左詰め(デフォルト)
'right' 右詰め
'center' 中央
英字の大文字小文字はどちらでも受け付けます。




yk_set_item_color( row , column , color )  

表示データの文字色を指定します。
引数の row は行位置(インデックス)です。最上行が 0 です。
引数の column は列(カラム)位置です。左端の列が 0 です。
引数の color は文字色です。

row nil のとき、すべての行を意味します。
column nil のとき、すべての列を意味します。
color の指定方法は、 YKLookColor.new() の引数と同じです。

tbl.yk_set_item_color( 2, nil, 'red' )
この例では、3行目(行インデックスは 2 )のすべての列(カラム)の文字色を赤にしています。




yk_set_item_data( data )  

テーブルの表示データを指定します。
以前のデータはすべて表示の対象外になります。
引数の data は配列で、この要素ひとつが1行分のデータになります。
1行分のデータは配列で、この要素ひとつが各カラムの表示データです。
つまり、引数の data は二重の配列構造になっています。

表示データとして指定できるのは、以下のクラスのオブジェクトです。

d1 = [ '1867-02-09' , 'natsume' ]
d2 = [ '1989-02-09' , 'tezuka'  ]
d3 = [ '1999-02-09' , 'kuno'    ]
tbl = YKLookTable.new( ['date','subject'] )
tbl.yk_set_item_data( [d1, d2, d3] )




yk_set_item_tooltip( row , column , text )  

ツールチップを付加します。
引数の row は行位置(インデックス)です。最上行が 0 です。
引数の column は列(カラム)位置です。左端の列が 0 です。
引数の text はツールチップとなる文字列です。

row nil のとき、すべての行を意味します。
column nil のとき、すべての列を意味します。

tt = 'kuno osamu, a philosopher'
tbl.yk_set_item_tooltip( 3, nil, tt )
この例では、4行目(行インデックスは 3 )のすべての列(カラム)にツールチップを指定しています。




yk_set_listener( method_name )  

コールバック用のメソッドを文字列またはシンボルで指定します。
nil を指定すると、コールバック用メソッドを未指定にします。
名前の先頭が 'yk' で始まるものは指定できません。

コールバック用のメソッドは、プログラム製作者が YKLookMain YKLookMainFrame のサブクラスに定義する必要があります。
コールバック用のメソッドには引数がひとつあり、 YKLookEventTableClick クラスのオブジェクトです。

実際にコールバックするのはテーブル内の行がクリックされたときで、なおかつ、このときに選択状態になっている行がひとつだけのときです。
また、続けて同じ行をクリックしてもコールバックしません。




yk_set_row_select( from , to )  

行を選択状態にします。以前の選択状態は解除されます。
引数の from to は、どちらも行位置(インデックス)を指定し、この from から to までのものを選択状態にします。

このメソッドを呼び出した時点では、表示中のコンピュータ画面の状態は変わりません。
メインループに戻った時に画面の表示を更新しています。




yk_set_show_grid( bool )  

テーブルの表示データのグリッド(セルの境界線)を表示するかどうかを指定します。
引数 bool true のとき、グリッドを表示します。
引数 bool false のとき、グリッドを表示しません。




yk_set_show_horizon( bool )  

テーブルの表示データのグリッド(セルの境界線)のうち、水平線を表示するかどうかを指定します。
引数 bool true のとき、グリッドを表示します。
引数 bool false のとき、グリッドを表示しません。




yk_set_show_vertical( bool )  

テーブルの表示データのグリッド(セルの境界線)のうち、垂直線を表示するかどうかを指定します。
引数 bool true のとき、グリッドを表示します。
引数 bool false のとき、グリッドを表示しません。



なし



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